2007年5月28日月曜日

ラズロー博士、ブタペスト会議、日本学術会議

5月20日に行われた『世界平和瞑想デー』について知らなかったため、後追いしてます。が、これを提唱されたラズロー博士やブタペストクラブについては、日本では必ずしも知られておらず、これから理解を広めていかねばならないと思います。ラズロー博士はノーベル平和賞の候補とも言われているそうですし。

気をとりなおして、後追いをすることにします。

暫く(半年くらい?)前にブタペストクラブを調べようとしたところ、この会の日本語のサイトはありませんでした。今もないようです。正式のブタペストクラブのサイトは(Club of Bdapest)ドイツ語と英語で、オフィスはドイツにあります。主催者のラズロー博士はハンガリー出身(1932年ブタペスト生まれ)の方です。

ブタペストクラブの名誉会員リストには、日本人では指揮者の小林研一郎さんが載っています。ただ、コバケンさんのホームページには、ブタペストクラブ関連の活動は載っていませんでした。

今見たら、ブタペストクラブのホームページにこの会議の日本大使という方が載っています(半年前には載ってなかった)。しばたみつひろさん。東京の社長さんで、ロータリークラブやスポーツ協会(?)の運営委員をされている方。

クリエイティブメンバーというところに庄司昭雄さんという方が載っていました。岩手の外食産業の社長さん。

日本人も活動されているのですね。ん~。でももっと、ビッグな、存在感のある方、入って下さらないかしら。コバケンさん、頑張って下さいよ。

半年前に見た時には、日本のどこかの宗教家っぽい方のお名前もあったと思いますが。ラズロー博士の主張は精神性を強く含む要因があり、宗教的に見えてしまうこともあるかもしれませんが、実際は科学者です。

ブタペストクラブにはダライラマ14世も入っておられますし、宗教を否定はしていませんが、特定の宗教と関係があるものではありません。

ブタペストクラブは科学を含む人間の叡智を集結して、人類と地球の未来を考える賢人会議で、ラズロー博士は国連のユネスコ総長の顧問をされているそうです(1999年現在・「創造する真空」あとがきより)。

日本学術会議でも、「科学者コミュニティが描く未来の社会」(平成19年(2007年)1月25日、イノベーション推進検討委員会)という報告で、ブタペストクラブと関連があると思われるブタペスト会議について触れています。同報告の3ページに、

『学術研究は単に知の創造のみを目的とする
のではなく、それを社会の変化というイノベーションにつなげなることも
目的とするべきである。すなわち、ユネスコと国際科学会議(ICSU)の共
催で開催された世界科学会議(ブタペスト会議)で採択された「科学と科
学的知識の利用に関する世界宣言」(平成11 年7月1日)にあるような「社
会における科学、社会のための科学」は、学術研究の重要な責務の一つで
ある。』

ブタペスト会議の宣言は、日本学術会議も重要と考える学術研究の責務の一つなのです。平成11年は1999年で、この時ブタペストクラブ総帥のラズロー博士は、この会議を共催するユネスコの総長顧問でいらしたわけです。


平成19年(2007年)と言えば、今年ですね。ブタペスト会議の重要性がこのように、認められたのだから、この委員会に参加された学者先生方、ブタペストクラブにもどんどん参加して下さらないかな。それだけ値打ちの大きい会です。   無理でしょうか。




     

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