2007年5月31日木曜日

ラズロー博士の本を読む国会議員さん

ふと、国会議員の方でラズロー博士の著書を読んでいる方はあるのかな、と思い、検索してみました。すると、ありました。民主党の参議院議員の、松井孝治さんのメルマガに出ていました。

京都から、この国のかたちを変える第112幕』2005年3月に東京シビックホールで催された、ラズロー博士の講演会に行かれたそうです。

地球交響曲第5番や博士のご著書で、かねてから尊敬されていたそうです。博士のプロフィールやご講演の内容も紹介されています。

日本の国会議員にラズロー博士に注目されている方があることを知って、かなり、安心しました。でも、今のところ、このお一人しかウェブ上には見当たりません。『国会、ラズロー』や『民主党、ラズロー』だと、この松井さんのメルマガがひっかかってきますが、『自民党、ラズロー』だと、全然ありません。

そもそも記事自体、あんまりないみたい。何かを検索して結果は何万件、というのは日常によくあることですが、『自民党、ラズロー、アーヴィン』は、なんと56件。(アーヴィンと入れないと別のラズローさんが入って、それでも991件。)この56件の中に上記の民主党松井さんのメルマガも入ってきて、あとは一般の方のブログなどでこれらの語が入っているもの。『民主党、ラズロー、アーヴィン』では77件。
似たような感じですね。

大丈夫かなぁ。ラズロー博士の主張の趣旨が分かっていなくて、教育改革の議論ができるのでしょうか。

松井さん、頼りにしてますよ! 

2007年5月30日水曜日

国連・持続可能な開発のための教育(ESD)の10年

文部科学省と国立教育政策研究所が平成17年度に共催した、「国際シンポジウム 持続可能な開発と21世紀の教育」の基調講演をラズロー博士がされたことを昨日書きました。
このシンポジウムを下敷きとして本がまとめられているそうです。






ラズロー博士の基調講演の全文も収録されているとのこと。

そして、このシンポジウムに伴って、ユネスコに

「持続可能な開発のための教育」

を日本から提案し、採択されたとのこと。2005年からの10年間は、ユネスコが世界に主導する

「国連・持続可能な開発のための教育(ESD)の10年」

であるそうです。今は、その真っ最中だわけです。

持続可能な開発のための教育、って、聞いたことが、あるような、ないような。私が不勉強って言うか、ぼんやりだったようで。今言われている教育改革も、こういうことを下敷きにしているんでしょうか??

でも、そのベースになっているラズロー博士の主張は、ベースになっているんでしょうか。国会答弁とかで、ラズロー博士のお名前、出たことがありますか? 

新聞では? 雑誌とかでは? テレビでは?   是非、大元のラズロー博士の主張について、紹介していってほしいです。
教育についての施策にかかわる国会議員の方々は、必ずラズロー博士の著書の一冊くらいは、読まねばならないと思いますが。読んでいらっしゃるでしょうか。

上記の本のアマゾン上の紹介文にもありましたが、ラズロー博士の科学に裏打ちされた真意に比べて、癒しとか人間とか、開発を止めて自然に帰るとか、甘い方に流れているというか、甘い半面ばかりが前面に出ているような印象があるのですが。

現代の歴史的な位置を認識するには、文科系の学部であっても、大学を出たならば量子力学の基礎の大筋くらいはたどっておかねばならないと、個人的に思っています。今まで人に言ったことはないのですが、私はそう思います。そうしなければ多くの大切な事が理解できません。

基礎の大筋だけ理解するための、新しい教育課程や教科書も、もう検討しなければいけない時期だと思います。古典力学が量子力学になってもうすぐ100年。アインシュタインでさえその『意味』を把握するのを拒んだ量子力学だけれど、ラズロー博士は日常との分かちがたい関連を丁寧に説明して下さっています。人間は量子力学の世界の中に住んでいる、と教えてくれています。だから、地球規模での人間の行く末を考えて子供達の教育も考えねばならない、と教えてくれています。おっと、まだ私は上の本や博士の基調講演は読んでいないのですが。

尤も、量子力学なんて学ばなかったという方も大丈夫、ラズロー博士の著書を読めば結論は学べますけど。でもこれからの教育には入れていってほしいものです。

ラズロー博士は、癒しや自然への回帰だけを言われているわけでは全然ないでしょう。むしろ、科学の最先端をさらに進めた先を見ておられるのです。日本の教育がそこを理解せずに進んだら、日本は大変なことになります。理解している他国は、理解した上での地球の歴史を進めていくでしょう。

是非、どなたか日本の主要人物の方に、ブタペストクラブに入って頂きたいものです。

安部総理大臣は現職だと、無理でしょうか。世界の賢人として、ダライラマ14世やゴルバチョフやアーサー・クラークなどと名前を並べなければなりません。

でも、元の総理大臣のどなたかなら、入ってもよいのでは。そして世界の賢人から学んで安部総理大臣を補佐してほしいものです。何といっても、日本は上記のESDの、提案までした国なのですから。元は学者をされていた国会議員の方など。伏見康治先生はもう100歳近く、無理でしょうか。学問の裏打ちのある方の補佐が、総理大臣にも教育関係の方々にも、不可欠だと思います。

2007年5月29日火曜日

文部科学省もラズロー博士に基調講演を依頼

相変わらず、ウェブでラズロー博士の追っかけをしています。

龍村仁監督の映画『ガイアシンフォニー5番』に博士は出演されています。そのご縁もあり、日本には幾度かみえて、講演などされていたようです。(これも知らなかった。)見つけたものはリンクしておきました。

また、日本政府や、日本の知識人は、どれだけラズロー博士の仰ることの重要性が分かっているのだろうか、とも危ぶんでいました。重要性に比べて知られていなさすぎ、という印象を持っていました。

でも、ちゃんと分かっているようです。平成16年度教育改革国際シンポジウム「持続可能な開発」と21世紀の教育というのがあって、その基調講演をラズロー博士がされていました。国立教育政策研究所と文部科学省の主催です。

そう、21世紀への開発と教育の方向を探るには、ラズロー博士の羅針盤が基調として重要、と、文部科学省も考えたのです。

このシンポジウムも、知りませんでした。参加費無料だったのにぃ。。平成17年3月21日開催。癌の手術を終えてぼーっと暮らしていた頃ですが、まだガイアシンフォニーも見ていなかったし、ラズロー博士のことも知りませんでした。

1度逃してもどうってことないようなものだけれど、ラズロー博士もご高齢です。1932年生まれだそうですから、今は2007-1932=75歳。あと何度、日本に来て下さる機会があるでしょうか。

2007年5月28日月曜日

ラズロー博士、ブタペスト会議、日本学術会議

5月20日に行われた『世界平和瞑想デー』について知らなかったため、後追いしてます。が、これを提唱されたラズロー博士やブタペストクラブについては、日本では必ずしも知られておらず、これから理解を広めていかねばならないと思います。ラズロー博士はノーベル平和賞の候補とも言われているそうですし。

気をとりなおして、後追いをすることにします。

暫く(半年くらい?)前にブタペストクラブを調べようとしたところ、この会の日本語のサイトはありませんでした。今もないようです。正式のブタペストクラブのサイトは(Club of Bdapest)ドイツ語と英語で、オフィスはドイツにあります。主催者のラズロー博士はハンガリー出身(1932年ブタペスト生まれ)の方です。

ブタペストクラブの名誉会員リストには、日本人では指揮者の小林研一郎さんが載っています。ただ、コバケンさんのホームページには、ブタペストクラブ関連の活動は載っていませんでした。

今見たら、ブタペストクラブのホームページにこの会議の日本大使という方が載っています(半年前には載ってなかった)。しばたみつひろさん。東京の社長さんで、ロータリークラブやスポーツ協会(?)の運営委員をされている方。

クリエイティブメンバーというところに庄司昭雄さんという方が載っていました。岩手の外食産業の社長さん。

日本人も活動されているのですね。ん~。でももっと、ビッグな、存在感のある方、入って下さらないかしら。コバケンさん、頑張って下さいよ。

半年前に見た時には、日本のどこかの宗教家っぽい方のお名前もあったと思いますが。ラズロー博士の主張は精神性を強く含む要因があり、宗教的に見えてしまうこともあるかもしれませんが、実際は科学者です。

ブタペストクラブにはダライラマ14世も入っておられますし、宗教を否定はしていませんが、特定の宗教と関係があるものではありません。

ブタペストクラブは科学を含む人間の叡智を集結して、人類と地球の未来を考える賢人会議で、ラズロー博士は国連のユネスコ総長の顧問をされているそうです(1999年現在・「創造する真空」あとがきより)。

日本学術会議でも、「科学者コミュニティが描く未来の社会」(平成19年(2007年)1月25日、イノベーション推進検討委員会)という報告で、ブタペストクラブと関連があると思われるブタペスト会議について触れています。同報告の3ページに、

『学術研究は単に知の創造のみを目的とする
のではなく、それを社会の変化というイノベーションにつなげなることも
目的とするべきである。すなわち、ユネスコと国際科学会議(ICSU)の共
催で開催された世界科学会議(ブタペスト会議)で採択された「科学と科
学的知識の利用に関する世界宣言」(平成11 年7月1日)にあるような「社
会における科学、社会のための科学」は、学術研究の重要な責務の一つで
ある。』

ブタペスト会議の宣言は、日本学術会議も重要と考える学術研究の責務の一つなのです。平成11年は1999年で、この時ブタペストクラブ総帥のラズロー博士は、この会議を共催するユネスコの総長顧問でいらしたわけです。


平成19年(2007年)と言えば、今年ですね。ブタペスト会議の重要性がこのように、認められたのだから、この委員会に参加された学者先生方、ブタペストクラブにもどんどん参加して下さらないかな。それだけ値打ちの大きい会です。   無理でしょうか。




     

2007年5月26日土曜日

世界平和瞑想デー5月20日(大事なイベントを逃してしまいました)

5月20日、もう終わってしまったそうですが、ラズロー博士が呼びかけられた『世界平和瞑想デー』があったそうです。

知らなかった。

ラズロー博士は「ブタペストクラブ」という賢人会議を主催しておられる方で、ピアニストで、物理学者で、哲学者、というすごい方です。「地球交響曲」で紹介されているのを見て知りました。著書は「想像する真空」だけ、読んだことがあります。

大成功だった、とのこと。世界中の多くの方が参加されたらしいです。でも、あんまり話題になってなかったんじゃないのかなぁ。この会、趣旨を理解するのは、けっこう難しいと思う。でも、大事な試みです。人類にとって。呼びかけを実行された博士の叡智も素晴らしく、それを世界規模の人々の実行にまでもって行った人々のサポートも、素晴らしい。

人類は、一方で、壊れかけているかのようです。原爆とか作ってしまったし、テロは起きるし、戦争はなくならないし、豊かになる一方で貧富格差はますます開くかのようだし、理解不能なような犯罪は起きるし。でも、一方で、人間の整合を取り戻そうとする試みもより深く、規模も大きく、試みられるようです。

より大きな痛みを経験した上で、人間はより賢くならねばならない。日本人も、アメリカ人も、中国人も、イラク人も、アフリカ人も、ヨーロッパ人も、インド人も、どこの国々の人々も、世界の平和を、この日祈ってくれたのであってほしいと思います。私、知らなかったんだけど。ラズロー博士が私を知ってるはずはないものね~。ファンなのにな。

一回の世界規模の瞑想で、世界平和が実現するというわけにはいかないでしょうしね。永遠に続けなきゃいけないのかも。そう、がっかりすることはないんでしょうが。

2007年5月1日火曜日

初めまして

前のブログから分岐して来ました。

ブダペストクラブ、ラズロー博士、システム科学、などなど。以前の記事を引越しさせて、始めます。日付は作成当時のままにします。

今日は本当は2007年6月5日だけど、便宜的に5月1日としておきます。